そうだ、箱根に行こう。
ポーラ美術館は、ずっとずっと行ってみたい憧れの美術館でした。
ただ、場所は箱根。
なかなかふらっと行ける場所ではありません、、、。
そんな中、モネとマティスの企画展が始まると知ったとき
「これは行くしかない、、、そうだ箱根に行こう!」
この時の私の行動力は今でもすごいなと思います。
一人で新宿から高速バスに乗り、4時間近くかけて憧れのポーラ美術館へ。
お天気もよく◎(この時は夏だったかな、、)
外でバスを待つ時間などが重なり、汗だくになったのを覚えています。
ポーラ美術館のポーラとは、そう、あの有名化粧品会社のPOLAです。
あまり詳しくはないですが、ポーラ創業者さんのコレクションということで開館したようです。
そして、POLAの新人研修では名画鑑賞の時間があるそう……素敵ですね。
さすが、受付の皆様もお美しかったです。(綺麗なお姉さんに弱い)
はい、本題に戻ります。
企画展名は「モネとマティス もう一つの楽園」
モネとマティスにとっての楽園とは何だったのかなと、想像をしながら鑑賞しました。
モネは屋外、マティスは室内画が多いような印象です。
モネの屋外画といえば、誰もが思い浮かべるのは「睡蓮」ではないでしょうか。
モネの「睡蓮」という作品はいくつか存在し、日本でも西洋美術館に常設展として展示されています。
睡蓮は、モネの庭とも言われるジヴェルニーの庭で描かれた作品です。
モネが理想郷を求めて創り上げた庭です。
モネにとっての楽園とはまさに、ジヴェルニーの庭なのではないでしょうか。
一方で、私たちから見たモネの作品は、ジヴェルニーの庭で描かれたものに限らず全て楽園のように見えてきませんか?
アンリマティスは、このようなエキゾチックな女性像を多く描きました。
20世紀に入ったアフリカ美術に大きく影響を受けたようです。
また、マネやセザンヌ、ルノワールといった印象派絵画のコレクターでもあったそう。
「オダリスク」という作品では、布を多く用いるなど、その影響が細部に現れています。
マティスの作品は、どれもニースのアトリエで描かれたもの。
モネのジヴェルニーの庭のように、自分の空間を楽園にしたという点で共通しています。
産業革命などの、芸術家が生きづらい激動の時代を生きたモネとマティス。
そこから逃れて、現実ではない理想郷を2人は求めたのではないでしょうか。